今回のメインテーマは「四国の四国による四国のためのライブデモンストレーション」です。このテーマには、四国でPCIに携わることの魅力を再認識し、次世代へと継承するためのメッセージが込められています。
四国イメージング研究会から始まった本研究会も、今年で20周年を迎えることができました。インターベンションの中核としてのPCIの環境は大きく変わりEVTやSHDは進化を遂げ、対象疾患も拡大しています。しかし今回はあえてインターベンションの原点であるPCIに焦点を絞りました。 四国で医療を担う若手医師、メディカルスタッフにPCIの魅力を伝えることを主な目的としライブオペレーターのみならずセミナーも四国内で活躍される先生方を講師としてお招きしました。また、四国でのPCIの発展に貢献してきた先輩方からの知識や経験というバトンを次世代の医師たちに渡すため、コメンテーターとして四国で活躍する若手医師を中心にお願いしております。
今回のライブデモンストレーションは4年ぶりの現地開催となります。コロナ禍の影響で過去2回はオンライン開催となりましたが、メディカルスタッフとの融合などの新しい試みもあり、ビデオライブの有益性を実感できたとても素晴らしいライブデモンストレーションでした。最近、PCIの保険償還の低下やIschemia trialをはじめとする安定狭心症へのPCIに対する逆風が強まっています。さらにライブデモンストレーションへの企業の協賛が減少する中でオンサイト開催の意義については多くの悩みがありました。それでもあえて現地開催の重要性にこだわることとしました。予定調和ではない生ライブのヒリヒリ感、対面での熱い議論、何よりも新進気鋭の若手医師、一緒に戦うメディカルスタッフが高知へ集い対面での相互交流を深める機会になると考えたからです。
またメディカルスタッフによる裏ライブもあり”ざっくばらん”な議論が期待できると思います。 四国でPCIに関わる”志”を胸に、四国お遍路ライブを通して”志国”のPCIのさらなる発展と地域医療への貢献を願っています。 高知は坂本龍馬だけではありません!! 是非現地にお越しいただき高知の魅力を感じていただければこの以上の喜びはありません。 多くの皆さまの参加を心よりお待ちしております。